視力検査

2023年3月20日 月曜日職員ブログ


「視力」は、目から入った像を視神経から脳に伝え、脳で情報を処理するところまでを含めた仕組みで、視力の発達は「脳の発達」で、6~8歳で終了していまう。
その時期をすぎて眼鏡をかけても見えるようにはならないそうです。見えていなければ視神経は発達しないので、見えていなければ、早期治療が必要。早期治療のためには早期発見。

ということで、保育園でできることは、視力のスクリーニングです。

保育園で4・5歳の子には、小学校でするのと同じ検査を年に一回しています。
毎年、ひとりふたりは視力の悪い子がいます。

世間には、スポットビジョンスクリーナーというものがあります。生後6ヶ月以降から検査ができて、機器を数秒間見つめるだけ!
近視、遠視、乱視、斜視、等のスクリーニング検査が可能!
これを買えば、3歳以下も視力検査ができる♬
¥1,250,000!!!
園長先生に話してみました
ちょっと高価

他に、子どもの視力検査ができるものはないか、と探しました。

3歳児でもできる「ドーナツ食べたのだあれ」という商品があり、めでたく買っていただきました。

 

こんなふうに検査をします。
おいしそうなドーナツの一部が切れていて、切れ目の隣にいた動物が食べた動物(だということにして)で、食べた動物を言えれば見えていると判断。
次の段階はドーナツは、普通のランドルト環(極小!直径1mmない)で、両眼と片目の、0.5と0.8の視力まではかります。

小学校でよくやる検査は遠見視力といって、例えば、教室で遠くの黒板の文字を見る等に必要な視力をはかるものですが、
「ドーナツ食べたのだあれ」ではかるのは、近見視力といって、例えばノートや教科書など、目からおよそ30cm内の距離を見るのに必要な視力をはかるものです。(遠見視力と近見視力は一致しません)

検査やり方を理解できてないと検査ができないので、練習用の絵本が付いていて、
まず、何回か絵本を読んで(理解しているかをみるので、全員に一対一で練習しました 大変でした💦)、理解ができたら、やっと検査です。

4歳5歳の遠見視力検査は、5メートル離れたところで、見えた方向を指さすので、「検査ですから」という感じなのですが、
3歳の子の近見視力検査は、いろいろ楽しいです(#^^#)

「ねえ、ねこちゃん出る?」「ねこちゃんねこちゃん♪」とお気に入りキャラのいる子や

お気に入りのキャラはいないけど、
検査にはマニュアルがあって、上下左右の4個のうち、3個見えていれば、見えているという判定になります。
検査時間が長いので、明らかに見えている子の場合は、三個が見えると次の段階に進むのですが、
「ぞうさんやってないじゃん」と省略されたキャラにこだわる子

「ねと!!!」「どう!!!」「うたぎ!!!」「おたる!!!」
と、全力で答える子はめっちゃ可愛かったです。

事務所 M