大切な離乳食


 「食育」は離乳食から。

離乳食で「だし」の味を知ることは、食育の第一歩です。また、食べる意欲は生きる意欲を育てることにつながると考え、人生の食事のスタートである離乳食を大切に、一人ひとりのペースに合わせて進め、しっかりと自分で食べる力を養います。

離乳食
「おいしいね。」食事が楽しい時間となることが大切です。
離乳食
離乳食は段階を追って。最初は野菜スープひとさじから始めます。
離乳食
食べる意欲は、自主性を育てる第一歩。自分で食べたい気持ちは、手づかみに表れます。

 離乳食について

  • 離乳食はご家庭と連携をとりながら、お子さん一人ひとりの様子に応じて個別に対応します。
  • だしはすべて園でとっています。離乳食では主に昆布だしを使用し10ヶ月頃から、かつおだしや煮干しだしを使用しています。
  • 手作りを心掛け、添加物・加工食品の使用はできる限り控えています。
  • 離乳食の調理は、子どもの食べ方を見ながら、舌ざわり・飲み込みやすさ・食べやすさを調節しています。

 おいしく食べるために

  • しっかりと「お腹がすく」ように、生活の流れを計画しています。
  • 離乳食の時間はクラス一斉ではなく、連絡ノートを参考にして、ひとり一人にあわせて日々決めています。そのため、子どものペースにあわせてじっくり関わりながら食事をすすめることができます。
  • 保育室内を「食事」「あそび」「午睡」と3つのスペースに分け、食事の際は落ち着いて食べられる環境を整えています。
  • 子どもにあった高さのイスを使い、食事に集中できるようにしています。

 ミルク・母乳について

  • 乳児の粉ミルクは園で準備します。メーカーは園指定のもの(レーベンスミルクはいはい)を使用しております。その他のミルクをご希望の方はご相談ください。
  • ほ乳瓶と乳首はピジョン社製を主に使用しておりますが、それ以外の会社のものをご希望の方はご相談ください。
  • 授乳においでになる方は、保育士にお知らせください。
  • 冷凍母乳をお持ちになりたい方は、お預かりいたしますのでお申し出ください。

 離乳食紹介

保育園の離乳食レシピの一部(73品)を「クックパッド」にて公開しています。興味がある方は下記リンクをご参照ください。

cookpad クックパッド Taiyonokoのキッチン 矢印

初期

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小松菜スープ
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かぼちゃペースト
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白身魚のトロトロ煮

中期

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大根葉粥
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煮込みうどん
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つくねのやわらか煮

後期

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大根と人参のスティック煮
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ミートボールのトマト煮
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ひじきスープ

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 保育園での離乳食の進め方の目安

段階(月齢) 5ヶ月半~6ヶ月頃 6~7ヶ月頃 8~9ヶ月頃 10~12ヶ月頃 12~18ヶ月頃
離乳食(回数) 1日1回 1日2回 1日3回(+軽食)1日3回(+軽食)
授乳(母乳・ミルク)回数 食後1回+赤ちゃんがほしがるだけ与える 食後(2回)+
母乳:赤ちゃんが欲しがるだけ
育児用ミルク:1日3回程度
食後(3回)+
母乳:赤ちゃんが欲しがるだけ
育児用ミルク:1日2回程度
離乳の進行・及び完了の状態に応じて与える
(1歳3ヶ月を過ぎる頃から牛乳をコップで与える)
食べ方の特徴 チュチュ(舌飲み期) ドロドロしたものをゴックンします 舌でつぶせる柔らかさのものをモグモグします 形のある柔らかいものを前歯で噛み切り・歯ぐきでカミカミします 形のある食物を歯ぐきでかみつぶすことができるようになります
調理形態(固さの目安) 液体 ドロドロ状 豆腐状 バナナ状・厚焼卵状 肉団子状
一食に食べる量の目安 主食 ⇒重湯(1さじ)~すりつぶし粥~つぶし粥 つぶし粥~全粥 全粥~軟飯 軟飯~ごはん
1さじ⇒30~40g(茶碗1/3) 50~80g 粥90g~軟飯80g 軟飯(90g)~ごはん(80g)
めん類 うどん
くたくた煮
煮込みうどん 煮込みうどん
スパゲッティ(マカロニ)やわらか煮
煮込みうどん・やわらかスパゲッティ
やわらか中華麺
パン類 (⇒パン粥
つぶし)
パン粥
(食パンスティック)
食パン
トースト
ロールパン・ぶどうパン・胚芽パン等もとりいれます
主菜 豆類
大豆製品
豆腐煮つぶし
(1さじ~
大豆背品(豆腐・つぶし納豆)
30g~40g
豆腐(煮る・焼く)・納豆
45g
煮豆(煮つぶし)
豆腐・納豆・煮豆
50g~55g
白身魚のペースト
(1さじ~
白身魚煮ほぐし
10g~15g
煮魚・蒸し魚・焼魚(粗ほぐし)
15g
煮・蒸し・焼き・揚げ
15g~20g
脂身の少ない豚赤身挽肉・鶏ささみ挽肉・レバー(すりつぶし・そぼろ)
10g⇒15g
~挽肉・こまかくきざむ
15g
~小間肉・切り身
焼く・炒め・揚げ
15g~20g
乳製品 カッテージチーズ~プロセスチーズ・プレーンヨーグルト
50g~70g
調理用牛乳・ヨーグルト
80g~100g
× × × 卵黄⇒全卵1/2ヶ~1/3ヶ
副菜 野菜
芋類
野菜スープ~ あくや繊維の少ない野菜(芋)
一品1さじ⇒2~3品
からペースト・マッシュ
やわらか煮・きざみ・つぶし~粗つぶし・つまめる角切・スティック状
20g~30g
やわらか煮・きざみ・一口サイズ・スティック状・海藻類(きざみ)
30g~40g
やわらか煮・炒め物・揚げ
40~50g
果物 始めは加熱・果汁(うすめて)
すりおろし・煮つぶし
やわらか煮・きざみりんご等は薄切りで手に持たせる 薄切り・つまみやすい大きさ
味つけ 食品の持ち味を生かしながら・味つけは無しか薄味です 食品の持ち味を生かしながら・味つけは薄味・風味付け程度に(塩・醤油・味噌少量)油脂類・砂糖も少量使用 食品の持ち味を生かし薄味
時間 6:00~7:00 (母乳又はミルク) ミルク 離乳食+ミルク [朝食] 離乳食
10:00~11:00  スープ・おもゆ +ミルク 離乳食+ミルク 離乳食+ミルク ~11:30 離乳食+ミルク ~11:30[昼食] 離乳食+ミルク
14:00~15:00 ミルク 離乳食+ミルク ~15:30[軽食] 離乳食+ミルク ~15:30[軽食] 離乳食+ミルク
18:00~19:00 ミルク (離乳食)+ミルク 離乳食+ミルク 18:30~19:30[夕食] 離乳食
22:00~23:00 ミルク ミルク ミルク
離乳食
  • 離乳食の開始時期を除き、離乳食には主食・主菜(1回にいずれか1~2品)・副菜を組み合わせています。
  • 上記表の量は1回1食品を使用した場合の量です。量はあくまでも目安であり、子どもの食欲や成長・発達の状況に応じて量を調節しています。
  • 牛乳は、1歳頃から料理に使用し、飲用としては1歳3ヶ月を目安に様子をみながらおやつ(軽食)時に取り入れています。
  • 卵も牛乳同様、1歳を過ぎてから少量ずつ料理に使用しています。
  • フォローアップミルクは使用しません。

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