警視庁では年末に向けた交通事故防止対策及び子供(幼児及び小・中学生)の交通安全対策を推進しているところですが、12月は年間で最も交通事故の発生が多い月であることに加え、冬休み期間中は子供の活動範囲が広範になり、思わぬ交通事故の発生が懸念されます。
本年の子供の交通事故発生状況をみますと、死傷した子供の人数は1,657人(10月末)おり、そのうち死者は1人、重傷者は63人という状況です。さらに、11月には道路横断中の児童が犠牲となる大変痛ましい交通事故が発生しております。
また、子供の交通事故状況を状態別にみますと、自転車乗用中(未就学児童の同乗を含む)が歩行中の約2倍となっております。
交通死亡事故全体の発生件数をみますと、本年は昨年に比べて大幅に増加しており、そのような中で未来を担う子供がこれ以上犠牲になることはなんとしても抑止しなければなりません。
つきましては、具体的な交通事故防止対策として、特に下記の点について子供にご指導くださいますようお願いいたします。
- ● 道路を横断するときは、横断歩道を横断する
- ● 飛び出しや、駐車(停車)車両の近くの横断は絶対にしない
- ● 信号が青になってもすぐに渡らず、右左の安全確認をして、車が止まってから横断する
(その際も、運転手は他の歩行者や自転車に気づいて止まっただけであり、自分には気づいていないのではないかという意識で運転手をよく見ることが大切) - ● トラックなど大きい車両が右左折してくる時は、車両に絶対近づかない
- ● 自転車に乗るときはヘルメットをかぶり、一時停止等の交通ルールを守る
- ● キックスケーターやローラーブレードなどの遊具を道路で使用しない