首里城

2019年11月5日 火曜日職員ブログ


先週、4ヶ月ぶりに沖縄に行ってきました。
(私、こんな見かけですが、残念ながら島んちゅではありません。)

旅の目的は、今回もダイビング!

丸二日間、夜明けから日没までウエットスーツ着用のままで海三昧。

部活さながらのハードな生活。

おかげで、心は癒やされたのですが、身体はボロボロ。

(夜はマッサージと湿布、昼はテーピングの上にウエットスーツで、何とか乗り切りましたよ!)

 

で、タイトルの「首里城」のお話に。

到着の翌朝、5時起きし、ダイビングの支度を始める前に、とりあえずテレビをつけると・・・

画面には炎に包まれた首里城。

?????

しばらくの間、「え?」「なに?」「まさか」・・・

状況がやっと理解できると、あまりの衝撃に鳥肌がたちました。

呆然としてしまいました。

年に二回の沖縄旅行を始めて十年余り。

こんなにしょっちゅう沖縄に行っているのに、首里城を訪れたのはたったの一度きり。

近くを通ったり、高台にライトアップされた姿を見ては、

「やっぱりステキだな~」と思うだけでした。

そんな私でさえ、為す術もないままに首里城が燃え落ちる映像には、胸が締め付けられる思いでした。

この滞在中、いつもは元気いっぱいで、明るい沖縄の人達が、心なしか、元気がなっかたような気がします。

最終日、空港に向かう途中、ちょっと回り道をして、首里城公園の近くを通ってみました。

人がたくさん居るあたりで、車を降りると、(塗料なのでしょうか?)独特の焦げ臭い匂いがしていました。

そして、たくさんの人が見上げている先に目をやると、何度もテレビで映し出されていた、あの映像がありました。

お堀の向こうの高台の上に、焼け落ちた首里城。

悲しすぎて、動けなくなってしまいました。

ハンカチを目に当てているオバアが数人。

隣に、お母さんと一緒の小学3,4年生ぐらいの女の子が居ました。

言葉から、沖縄の母娘だということがわかりました。

女の子:「あかあさん、私が大きくなるまでに首里城できあがる?」

母:「どうかねえ。全部は無理じゃない?」

女の子:「じゃあ、私、大きくなったら首里城を直す仕事の人になる。」

母:「じゃあ、職人さんにならないとね。」

女の子:「うん、そうする。お堀のアヒルさんも悲しそうに首里城を見てるね。首里城の事って、絵日記に書いてもいいのかなあ?」

母:「いいと思うよ。」

その母娘は、私達が帰って来る時にも、まだ、ずっと首里城を見ていました。

首里城は、地元沖縄の人々にとっては、「魂」そのものなのだということを実感したひとときでした。

沖縄は、歴史的にも、これまでに様々な経験をし、そこから、力強く立ち上がって来ました。

だから、今回も、島んちゅは、きっとまた立ち上がり、力強く前に進んで行くのだと思います。

沖縄に行くといつも、元気で、明るく、前向きで、どうでもいいような小さなことなど気にしない沖縄の人たちから、元気や勇気をもらっています。

でも、様々な悲しい出来事や苦しみが、沖縄の人々をこうしたのだと思うと、複雑な気持ちになります。

沖縄の人達の心が、一日も早く癒やされるようにと、心から願います。

頑張れ、沖縄!!

事務所 T