先週、4ヶ月ぶりに沖縄に行ってきました。
(私、こんな見かけですが、残念ながら島んちゅではありません。)
旅の目的は、今回もダイビング!
丸二日間、夜明けから日没までウエットスーツ着用のままで海三昧。
部活さながらのハードな生活。
おかげで、心は癒やされたのですが、身体はボロボロ。
(夜はマッサージと湿布、昼はテーピングの上にウエットスーツで、何とか乗り切りましたよ!)
で、タイトルの「首里城」のお話に。
到着の翌朝、5時起きし、ダイビングの支度を始める前に、とりあえずテレビをつけると・・・
画面には炎に包まれた首里城。
?????
しばらくの間、「え?」「なに?」「まさか」・・・
状況がやっと理解できると、あまりの衝撃に鳥肌がたちました。
呆然としてしまいました。
年に二回の沖縄旅行を始めて十年余り。
こんなにしょっちゅう沖縄に行っているのに、首里城を訪れたのはたったの一度きり。
近くを通ったり、高台にライトアップされた姿を見ては、
「やっぱりステキだな~」と思うだけでした。
そんな私でさえ、為す術もないままに首里城が燃え落ちる映像には、胸が締め付けられる思いでした。
この滞在中、いつもは元気いっぱいで、明るい沖縄の人達が、心なしか、元気がなっかたような気がします。
最終日、空港に向かう途中、ちょっと回り道をして、首里城公園の近くを通ってみました。
人がたくさん居るあたりで、車を降りると、(塗料なのでしょうか?)独特の焦げ臭い匂いがしていました。
そして、たくさんの人が見上げている先に目をやると、何度もテレビで映し出されていた、あの映像がありました。
お堀の向こうの高台の上に、焼け落ちた首里城。
悲しすぎて、動けなくなってしまいました。
ハンカチを目に当てているオバアが数人。
隣に、お母さんと一緒の小学3,4年生ぐらいの女の子が居ました。
言葉から、沖縄の母娘だということがわかりました。
女の子:「あかあさん、私が大きくなるまでに首里城できあがる?」
母:「どうかねえ。全部は無理じゃない?」
女の子:「じゃあ、私、大きくなったら首里城を直す仕事の人になる。」
母:「じゃあ、職人さんにならないとね。」
女の子:「うん、そうする。お堀のアヒルさんも悲しそうに首里城を見てるね。首里城の事って、絵日記に書いてもいいのかなあ?」
母:「いいと思うよ。」
その母娘は、私達が帰って来る時にも、まだ、ずっと首里城を見ていました。
首里城は、地元沖縄の人々にとっては、「魂」そのものなのだということを実感したひとときでした。
沖縄は、歴史的にも、これまでに様々な経験をし、そこから、力強く立ち上がって来ました。
だから、今回も、島んちゅは、きっとまた立ち上がり、力強く前に進んで行くのだと思います。
沖縄に行くといつも、元気で、明るく、前向きで、どうでもいいような小さなことなど気にしない沖縄の人たちから、元気や勇気をもらっています。
でも、様々な悲しい出来事や苦しみが、沖縄の人々をこうしたのだと思うと、複雑な気持ちになります。
沖縄の人達の心が、一日も早く癒やされるようにと、心から願います。
頑張れ、沖縄!!
事務所 T