今日は強烈に暑かったですね。
8月も中旬、職員ブログも夏の旅行の話が多くなっていますね。
特にどこにも出かけていないので、2カ月程前の話になりますが、
パリで見学した「子どもカフェ」の様子を紹介したいと思います。
パリは「カフェ」の街らしく、今は「子どもカフェ」も数多くあるようですが、
その先駆けとなったのが今回訪問した「カフェ・ゾイド café zoïde」です。
カフェゾイドは、年会費として子どもが6ユーロ(660円) 大人10ユーロ(1,100円)で、
あとは子どもなら利用毎に1回2ユーロの払えば昼ごはんや飲み物付きで1日中遊ぶことができます。
(親の食事代は別で4~5ユーロ お金がない子どもは無料)
1階はカフェで、2階はいくつかのスペースに別れた広い部屋になっています。
カフェ・ゾイドは「子どもが社会に出会う場所」をコンセプトに子どもを対象として発想されたカフェです。
子どもたちが、同じ社会に生きる様々な人々と出逢い、一緒に遊び、話ができる場所・・・
いつ来ても子どもの声に耳を傾ける大人がいることが感じられる場所・・・
そんな自由で開かれた子どものカフェとしてアンヌ=マリー・ロデナスさんという女性の方が中心となってオープンしたそうです。
2階のスペースにはおもちゃや絵本、アトリエ、サッカーゲーム台、パソコン、ピアノや打楽器などがあり、
生演奏や美術のワークショップなどが連日行われています(参加は自由)。
なんとなく日本の児童館に似ていますが、児童館ほど縛りがなく、いい意味でもっと雑多な感じです。
カフェ・ゾイド子どものためのカフェですが、6歳以下の子どもたちは16歳以上の大人の同伴が必要で、
そのためお昼頃は乳幼児の親子で一杯で、子育てひろばみたいな感じです。
また、カフェ・ゾイドがあるパリ19区は移民が多い場所柄で、人種・文化・宗教・生活習慣が多様な人たちが集まっています。
また、ママだけでなく、パパは当然として、アフリカ人の乳母グループ、おばあちゃんらしき人、ボランティアで参加している人たちなど、
国籍や年齢など本当にバラバラです。さらには、あそびに来た子どもの世話も親が子にというわけでもなく、
ひとりのママが何人もの子どもにご飯を食べさせたりしてなど、そこらへんも入り交じっています。
ちなみに訪れた日のランチはカレー(多分)でかなり美味しかったです。
ほぼ一日カフェゾイドにいたのですがとても刺激的で楽しかったです。
運営スタッフの人も松岡修造ばりにものすごく熱い方々で、代わる代わる数時間熱い思いをお話ししてくれました(^_^)
いつかこんな場所を羽村にでも作れたらおもしろいかもです。
ちなみにパリは「カフェ・ゾイド」見るために寄った感じで他のものをほとんど見ておらず、
帰ってきていろいろな人に「もったいない!!」と言われてしまいました。
大庭