趣味

2013年3月10日 日曜日職員ブログ


 毎日花粉がすごく、花粉症の子どもや職員はとてもつらそうで、

花粉症でない私も見ているだけで辛くなってきます 



いよいよ卒園式が近づいてきました。

毎日らいおん組さんの部屋から聞こえてくる

卒園の歌を聴く度、寂しさを感じています 

新しいスタートはとても嬉しいことですが、なんか微妙な感じですね。



小学校に入学するといよいよ授業が始まります。

年長さんに「楽しみな教科は?」と訪ねると、

「体育」「国語」などと元気な答えが返ってきますが、

「算数」と答える人はあまりいません。

まあ、今の段階ではイメージがわかないでしょうからしょうがないのですが、

学童の子どもたちに聞くと嫌いな科目で「算数」があがってきます。

そんな状況で先生の一番好きな科目は算数だったと言うと皆にひかれてしまいます。

子どもならまだいいのですが、大人同志で

「趣味はなんですか?」と聞かれて「数学」と答えると、

変なものでも見るような感じで見られてしまいます。

もともと数学教育が専門だったので、数学は趣味でやっていました。

紙とペンだけあればどこでもできて、結構な時間飽きずに過ごせて、

お金もほとんどかからない、、、

趣味としてはすごくいいと思っていたのですが、なんででしょうかね。。。

最近は時間が取れずやる時間がないので趣味は読書と答えているのですが、

余裕が出来たらまた再開したいと思っています。



最近は就職などの関係で、少しずつ理系人気が高まってきましたが、

数学を含めた科学に対しての興味はさほど高まってはいないようです。

この理由はいろいろありますが、大きなものの一つとして

「不思議だな」「何故なんだろう」が減ってきたことがあると思います。

いろいろな体験をしていても「不思議だな」の理由をすぐに聞いてしまえば、

理解している・いないにかかわらず、不思議ではないことに変わってしまいます。

ですので、あえて答えず一緒に考えることが大切なんだろうと感じます。

 

 

らいおん組さんは保育園の生活を通じて、

たくさんの「不思議」を感じてくれたと思います。

それを胸に小学校では、理数系科目にも

味をもって取り組んでくれればと思います。

 

 

園長 大庭