歯医者さんでのことです。
年末に、自分の中で最後と思っていた、前歯の治療が終わりました。
「今日でおしまいだ~」と勝手に思いこんでうきうきのわたしに、先生から信じられないひとことが…
『おやしらず、虫歯になりそぅだね~』
えっそんなハズあるわけない!!
「全部抜いたんですけど!」『いや~確実にあるね~』「痛いですよね?!怖いからいいです!!」
『ひどくなると更に痛いよ~(ニヤリ)』
あわあわしているうちにいつのまにか予約完了…
しかも、無理に口をあけて時間をかけて治療するより、抜いた方が絶対楽!と言われ、抜歯することに…
10年前に全部抜いたと思っていたのは思い込みだったのでしょうか?それとも妄想??
確か歯ぐきにおっきな穴があいて、血が止まらなくて、オマケに麻酔が効いて感覚がないのがおもしろくてかんで遊んでいたら、唇の内側が口内炎だらけになって苦しんだ記憶が一気によみがえり…。
恐怖に怯えて1ヶ月。とうとう抜く日がやってきました。
それは19日の月曜日。
怖くて怖くて前日はほとんど眠れませんでした。
当日も歯医者に着くまで震えが止まりませんでしたが、いざ始まってしまえば覚悟を決めるしかありません。(我ながらオットコまえです。)
音や振動にビクビクしつつも、いつもの倍の麻酔と歯医者さんのスバラシイ技術のおかげで、全く痛みはなく無事に抜歯は終わりました。
いやなことはすぐに忘れるタイプなので、けろっとして抜いたばかりの歯をじ~っと見ていると、『持っていきますか?』の言葉。即座に「はい!!」と、カワイイケースに入れてもらって帰ってきました。
家で改めて歯を眺めると、いや~大きい!そして不気味!!さっきまで私の口の中にあったなんて信じられないくらいの存在感でした。
もらってきたもののどうしよぅコレ…と置き場所に困りつつ痛んできた傷あとに耐えて眠った夜なのでした。
その夜、歯を抜かれる夢を見ました…。きっと親知らずの呪いです
ぺんぎんぐみ37