シルクの不思議

2009年7月6日 月曜日職員ブログ


はじめてのブログ登場となりました。

今後も忘れられない頃にまた入りたいと思いますので、

よろしくおねがいします

とは、言っても、あまり・・いや・・ほとんど話題のないわたしなので、

とりとめのない話を・・・


少し前のテレビ放送でシルク入り化粧品の売り上げが

最近伸びていて、この化粧品には美白効果 があるらしいとか 

絹繊維を作る職人さんが、水仕事なのにすべすべとした

白い手であることに着目をし、研究に研究を重ねて

人に近いたんぱく質が絹に含まれていることが発見され、

作り出された商品だそうです

別に化粧品会社のまわしものではなのですが

職人さんの映像を見ていて、

幼い頃、夏休みになると泊まりに行った母の実家で、

大きなざるのようなかご150~200個位に、

蚕を何千頭も飼っていたことを思い出しました。

虫嫌いの人からすれば卒倒するような光景かもしれませね


餌は、朝露のある内の桑の葉を大量に摘んできて、納屋に積み、

1日4回あげるのですが、最後の時間が夜の10時なで、

寝静まった静かな部屋で、

一斉にカシュ・クシュ・カシュ・クシュと

葉を食べ続ける音が、響いてきて、

わたしは、そんな時間がなんだか好きでした

蚕もはじめは黒く、桑の葉を細かく刻んであげると、

小さいながらも、ひたすら食べ続けています。

ピタリと食べなくなると、1回目の脱皮をし、

白くなるのがまたちょっと不思議な感動でした

その脱皮を4回繰り返して6~7センチほどに大きくなって、

次に食べなくなると、いよいよづくりの体勢。

顔をもちあげて、クネクネと空を描くような姿が、

なんともかわいらしくて、よく飽きずにながめていました

繭作りのための仕切られた箱に、1匹づつ移されますが、

自ら繰り出す糸で、繭を作りだすパワーってほんとすごいですよね。

その繭から美しい絹糸ができるのですから、

ちょっとその化粧品を使って見ようかなと思った次第です

副園長K・I