もったいない

2008年6月2日 月曜日職員ブログ


寒かったり、暑かったりで不安定な天気が続きますね。もうすぐ梅雨入りでしょうか? 

さて、今テレビで話題になっている吉兆「もったいない」騒動ですが、飲食関係にたずさわってる方々には大変迷惑な事件でしたよね。
うちの保育園では絶対ありえない事なので安心してください。

 この事件は作る側から見た「もったいない」ですが、今日は食べる側から見た「もったいない」について話したいと思います。
 長男が中学のスキー教室で夕飯を食べ終えた時の話です。隣に座っていた友達から「何だよ 一粒も残さず食べたの?恥ずかしいなぁ~!そこまでしなくても」と言われたそうです。その子の茶碗を見るといっぱいご飯粒が残っていたそうです。「作ってくれた人に悪いじゃん!お前もきれいに食べろよ」と言い返したそうです。でも何か心に引っ掛かるものがあり親に救いを求めたかったのか「俺が間違ってんのかな?」と言ってきたのです。
もちろん長男の態度をう~んとほめてあげました。
食べ物があふれてる現在にありがちな事ですよね。

 私が小さい頃母から「初物だから」「・・・を作ったから」とかで隣に住むお婆ちゃんに持っていくようによく言われました。持っていくとお婆ちゃんは手を合わせ「もったいない もったいない」と言っておいしそうに食べてくれました。本当に体全体に感謝の気持ちがあふれていました。 「もったいない」と言う言葉には「こんなに残してもったいない」「これを捨てるのはもったいない」と言うやってはいけない事と「ありがとう」と言う感謝の気持ちとがあるんですね。

 先日S辺先生がブログに書いていましたね。自分でマスを釣ってさばいて焼いて食べるときれいに食べると、大変な思いをしたからこそ味わうことのできる思いですよね。だからこそ作ってくれる人に感謝することが大切。本当にその通りだと思います。

 うちの保育園も畑で野菜を作っていますが収穫時の子ども達の顔はイキイキしてて自分で取ったという喜びで残さず食べます。
 そういう喜びをもっと大人は子ども達に教えてあげなければいけないと思います。
もっともっと感謝の心を持てる子ども達を育てていきたいですね。
             給食 S,K