こんにちは!たむらです

2008年9月5日 金曜日職員ブログ


   20代の頃の話ですが、会社帰りの暗い夜道を歩いていた時、突然草むらから

飛び出してきた男に道をふさがれました。道の両側は畑と林。真っ暗で

顔も見えません。私は怖くて、今来た道を全速力で走りました。

途中に一軒家があったので、助けを求めに飛び込みました。

   「スミマセーン !! 電話貸してくださーい!!」

何回叫んでも返事がありません。らちがあかないので、

   「スミマセーン !! おじゃましまーす !!」

廊下に上がって中をのぞくと、部屋には中年のおじさんがステテコ姿で一人で大の

字になって寝ていました。テーブルの上には飲みかけのビールと枝豆のカラ。

テレビもつけっぱなし。

   「おじさん、起きてください !!」

と呼んでもグーグーと高いびき。仕方がないので、勝手ながら部屋の隅にあった

電話を借り、弟に迎えを頼みました。弟が来るまでその家で待たせてもらいましたが、

おじさんは全く起きそうにないので、テーブルの上に電話代十円を置いてきました。

目が覚めたおじさんは十円を見て???と思ったかもしれませんが。

   家族の者たちからは、おじさん一人の家の中にいる方が痴漢よりずっと

危ないと言われてしまいましたが、私にとっては命の恩人でした。

   あれから30年。最近は物騒な事件も多く、当時より悪質化してきていますね。

お互い、年齢に関係なく暗い夜道に気をつけましょう !!