こんにちは!たむらです

2008年3月19日 水曜日職員ブログ


   先日、新聞に現代っ子の食生活を「ニワトリ症候群」と呼ぶという話がのって

いました。

          一人で食べる「孤食」

          朝食を抜く「欠食」

          家族がバラバラなものを食べる「個食」

          好きなものばかりに固執して食べる「固食」

これらの頭をとってコケッココというのだそうですが、ちょっぴりさびしげな風景が目に

浮かびます。

   翌日、テレビでもさびしい食事風景を見ました。近代化が進む中国では、8億人

もの人達が地方の農村に住み、ある地方では子どもたちが寄宿生活をおくりながら

勉強しているというドキュメンタリーでした。そこでの食事は「モーモー」と呼ばれる

直径20~30センチのパンが1週間に1個だけ。ただ空腹を満たすために朝昼晩に

これを食べるのです。貧しさから質素な食事を余儀なくされながらも、寒さと空腹に

耐えながら必死で学ぶ姿が心に残りました。

   食事の風景は時代や国や家庭で様々だと思いますが、食卓を囲む家族の

楽しい団らんというものが、いつでもどこでも簡単に手に入るというシロモノで

ないことをあらためて考えさせられました。時の経過とともに、家族の顔ぶれも

変わっていきます。子どもたちはやがておとなになり独立や結婚。

私は昨年、最愛の夫を病気で亡くしましたが、楽しかった夕食の語らいは今では

思い出の中のものとなってしまいました。

   忙しい私たち現代人ですが、「今、目の前にあるきょうのこの食事

ひととき」を日々たいせつにしていきたいものだと思いました。