今月4日の土曜日、池袋のホテルで高校の同期会がありました。
卒業してもう42年にもなります。 受験戦争真っ只中の時代でしたが、
都内では珍しいほど広い校庭に恵まれ、ゆったりとした環境の中で3年間を
過ごしました。 周囲には桜の大木がぐるりと生い茂り、春は桜吹雪で
校庭が桜色に霞みました。 雨が3日も降りつづくと、校庭は湖に変身。
そこで泳ぐお茶目な人もいましたっけ。 運動会ではチームごとに3~4メートルも
ある巨大な張り子のマスコットを作り、終了後に火をつけてファイアストームを
するのが恒例で、火を囲んで肩を組み歌う青春の1ページを過ごした懐かしい
母校。 1クラス50名で9クラスもあり総勢450名、このうち半数の230名が
参加しました。 今回は60歳の還暦祝いとあって、服のどこかに赤い色の
飾りをつけての参加です。 会場を埋め尽くす人が全員60歳だなんて
なんだか奇妙な気分。 歳月が顔に年輪を刻み、歳相応に見える人、
見えない人と様々です。 個人差があるものの、みんないい顔をして輝いて
いました。 いたずらばかりしていた子達が社長さんや大学教授だの
医者になってすまし顔をしていても、ちょっとしゃべっていると昔の純情だった
当時の表情が浮かびあがってくるのがとても不思議でした。
今の社会的立場がどうであれ、すぐ童心にかえれるのが心の故郷クラス会の
魅力ですね。 ○○くん、△△ちゃんと歳を忘れて呼び合って話は尽きず、
まるでハチの巣をつついたような賑やかさでした。
あっという間の4時間が過ぎ、再会を約して会場をあとに。
これからも新しき友を大切に、古き友も大切にして、人と人との出会いの
楽しさを満喫して、心豊かに人生を送りたいと思います。