我が家の近くの原っぱにブルーの目をした黒猫のチョビ君と、仲良しの
ミーコちゃんというノラが2匹住んでいました。雨の日も風の日も2匹はいつも
一緒で、チョビは外敵や寒さからミーコちゃんを護るように常に寄り添って
いました。 2年前に保護することができ、揃って我が家の一員になりました。
半年位で新しい生活に慣れ、お互いの毛づくろいをしあうリラックスした姿を
見せるまでになりました。
残念なことにチョビは先月、老衰のために急逝してしまいました。
直前まで、いつもと変わらない穏やかで優しいチョビでした。
猫好きの私は、小さい頃から沢山の猫と暮らしてきましたが、殆どの猫が
単独行動をとる中で、チョビが見せてくれた仲間への思いやりは、私にとって
驚きと喜びでした。
面倒見の良い猫は、もう1匹知っています。
中学生の頃、近所にいた“エリザベス”と呼ばれていたノラ猫です。
ある日、我が家の台所に入ってきたエリザベスは、置いてあった大きな魚を一匹
くわえて窓から逃げて行きました。 2~3日後、何かをくわえてやって来ました。
床にぽとりと置くと又出て行ってしまったので見ると、ビニール袋に入った
小鳥の餌でした。 先日の魚のお礼に、どこかの家から持ってきたのでしょうか。
又ある日、交差点でエリザベスを見かけたことがありました。
2匹のノラ猫が一緒でしたが、赤信号を渡ろうとする2匹をエリザベスが
ニャーと制止。 そして青になってから3匹で渡って行ったのです。
エリザベスは評判通りカッコ良く、人格さえ感じました。
今、我が家には3匹の猫がいますが、猫はどんな猫も皆かわいいです。
癒されながら、最後まで大事にかわいがるつもりです