お正月を祝う伝統料理「お節料理」、それぞれに意味のあるお料理が詰まっているおせち料理を、今日の給食にいくつか取り入れています。
昆布には「喜ぶ」に通じる縁起物。お節では昆布巻きなどで食べることが多いのですが、今回はごはんに混ぜています(ちなみに、黒米を入れて炊いたおこわです。)
松風焼きは、表面にごま、裏には何もつけていない料理なので、裏には何もないということは隠し事がなく正直であるという意味で縁起のよい料理。
ごぼうは、大地に根を張ることから「家の土台がゆらがない」=家族がしっかりと根を張り安泰という意味。また細く長く幸せにという縁起物。
紅白なますは、お祝の水引きをかたどったもので、平安、平和を願う縁起物です。
黒豆は、豆に(健康に)暮らせるようにと願って。また、黒は魔よけの色ともいわれています。
田作りは、五穀豊穣を願った料理。小魚を田んぼの肥料にしていたことからこの名がついたそうです。
栗きんとんは、黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理。また「勝ち栗」と言って、縁起がよい食材として尊ばれています。
かまぼこは、初日の出の形に似ていること、また紅白は平和を願う色。
・・・ほかにも、おせち料理はいろいろありますが、最近では手作りする人が減り、購入する家庭も増えていますね。
さらには、食の好みの多様化や、単身世帯の増加で、お正月におせち自体を食べない人も増え、ライフスタイルの多様化でお正月料理を食べない若い世帯も増えているとか・・・日本の伝統料理、食文化を少しでも保育園で伝えていくことも大切なのかという思いから、今回給食でおせち料理を取り入れてみました。
今日の給食(幼児量)
★ 炊きおこわ(黒米・昆布) ★
★ 松風焼き ★ ごぼう炒め煮 ★
★ なます ★ 煮豆 ★
★ 田作り ★ 栗きんとん(オレンジ風味) ★
★ 紅白かまぼこ ★ すまし汁 ★
★ みかん ★
午後のおやつ
★ マカロニきなこ・するめ ★
★ 牛乳 ★
*うさぎ組さん(2歳児)*
全部食べられたよ~というおともだち。担任の先生にほめられ、ピカピカのお皿を見せてくれました。
担任の先生から、それぞれの食べ物の意味を伝えてもらいました。
***幼児クラス***
幼児クラスはテーブル盛りで、取り分けて食べました。
*くま組さん(4歳児)*
お箸でみんな上手に取り分けていましたョ。松風焼きが大きくて、少々取りにくいようでしたが・・・
お皿にきれいに並べて盛り付け♪
いただきますのあとは、食べながら「黒豆たべたことあるー」などなど、お正月に食べたものの話をしていましたね。
*ぱんだ組さん(3歳児)*
フォークのおともだちも、苦戦?!しながら・・・先生にお手伝いしてもらいながら、自分のお皿に取り分けていました。
ちょっぴり難しい取り分け料理。みんなで食べる楽しさは味わえていたようでした。
*らいおん組さん(5歳児)*
さすが!らいおん組さん。みんな上手に箸で取り分け。
お皿にもきれいに盛り付けていましたね!
🔅 太陽の子保育園での食育についての考え方は「食育への取り組み📝」にて詳しく紹介しています。
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